胃腸炎・逆流性食道炎
胃腸炎
原因
胃や腸の粘膜に炎症が起こる病気で、主に感染や食べ物によって引き起こされます。
症状
腹痛、嘔吐、下痢、脱水症状など。
治療
整腸剤や制吐剤などの対症療法、脱水がある場合は点滴投与します。
細菌性が疑われ、かつ重症例であれば抗生剤も考慮します。

逆流性食道炎
(GERD(Gastro Esophageal Reflux Disease))
原因
胃酸や消化液が胃から食道へ逆流し、食道の粘膜が炎症を起こす病気です。
症状
胸やけ、酸っぱい液体や苦い液体が口に上がってくる、のどの違和感、慢性的な咳、声がかすれる、食べ物がつかえる感じ(進行例)。
治療
- 生活習慣の改善(食後2〜3時間は横にならない、高脂肪・刺激物・アルコールを控える、腹八分目を心がける、就寝時に頭を高くして寝る、減量(特にお腹周り))
- 薬物療法(P-CAB(ボノプラザン)・PPI(プロトンポンプ阻害薬)・H₂ブロッカー:
胃酸を減らす、消化管運動促進薬:胃からの排出を促し逆流を減らす。
